議員提出議案第1号提案理由説明

 3番、大分民主クラブの井手口良一です。この度、提出させていただきました議員提出議案第1号は議席番号1番福崎智幸、2番衛藤良憲、3番の井手口に、32番早川和人、33番堀嘉徳、34番小野仁志、奇しくも本議場に於いて最前列におります6名が共同して提案することとなりました。その共同提案いたします6名を代表して提案理由説明を行います。
 本市の議員定数条例を改正する案の骨子である42議席の根拠につきましては、議会活性化推進会議での長期にわたる審議の中で十分に論議され、また、その論議の内容はその進捗度に合わせて繰り返し、各会派に報告されて協議されていますので、議員の皆様には周知のことであると考えており、ここであえて重複して説明することは、省かせていただきます。
 そもそも、わたしたちの大分市議会が議会活性化推進会議において、議員定数を論議することになったのも、市民意見交換会での市民の皆様からの議員定数に対する率直なご意見を頂いたことから始まりました。わたしたち大分市議会議員は大分市民に対して、大分市議会の見識と良識をお示しするために、自らの議員定数を自らの考えによって、改めて審議し決することを市民皆様にお約束いたしましたのです。
 活性化推進会議では論議を集約することが最後までできず、42議席案と44議席案の両論併記の形で議会運営委員会に答申せざるを得なかったことにつきましては、大変遺憾に感じており、活性化推進会議のメンバーの一人として市民の皆様に深くお詫び申し上げます。
 議会運営委員会では両論併記で答申された2案を採決で決することとなり、42議席案4人、44議席案4人の同数となり、委員会条例の規定により、長田議会運営委員長の決するところにより、44議席案を議会運営委員会として本会議に上程することと議決しました。
 しかしながら、それぞれの案に賛成された委員の所属する会派の議員数を見てみますと、
44議席案に賛成された4人、並びに委員長の所属する自由民主党と日本共産党の会派構成数の合計は20名であり、42議席案に賛成された4人の所属する社民クラブ、新市民クラブ、公明党の3会派の構成数の合計と、議会運営委員会に委員を出すことのできないわたし共おおいた民主クラブと今回、この議案を共同提案いたしました無所属の委員を合わせた数は25名となり、議員総数の過半数となります。
 本会議での議員の数に基づけば、当然選択されるべき42議席案が、議会運営のルールに則っているとはいえ、議会運営委員会の上程議案では44議席となることに、わたしをはじめ、多くの議員、この問題に関心を持つ多くの市民の方々が疑問を持っていることを、わたしたちは看過することができません。市民の前で誰がどの案に賛成しているのかを明らかにするため、ここに改めて大分市議会の議員定数を42議席とする改正案を提案いたします。
 議会の見識と良識とは即ち、構成する議員一人ひとりの見識と良識の結集したものです。なにとぞ、議員各位におかれましては、お一人おひとりの見識と良識のみに従って、採決に臨んでいただけますよう心よりお願いして、提案理由説明といたします。

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